仕事のやりがい

Vol.0092015.07
「患者さんの笑顔や頑張る姿を
近くで見られること」
職種:
ケアワーカー
勤続年数:
3年9ヵ月

私は入職した当初、初めて経験する仕事ということもあり、業務内容の多様さに戸惑うことばかりでした。しかし昨年4月『ナイチンゲールの教え』より、環境整備を実践してから、患者さんの病室を訪室する回数も増え、ケアワーカーとしての心構えが備わったように思います。

入院となった患者さんは不安から笑顔が余り見られず、言葉数も少ない方が殆どです。ですが、接する時間が多くなると日に日に表情がやわらかくなり、普段の生活について話をしてくださいます。退院する頃には、あと少しで家に帰れるからと、リハビリに励む姿が力強く前向きで活き活き見えます。患者さんが元の生活へ、また新しい生活へ向けて頑張るお手伝いを、すぐそばでできる事を嬉しく励みにして仕事に従事しています。

今年度からケアワーカーも電子カルテに記録を行うことになりました。『ナイチンゲールの教え』の「観察」についての朝の唱和も看護師と一緒に行っており、観察に対してより意識できるようになり、患者さんの表情や動きをより細かく観察し、看護師に報告することが出来るようになりました。看護師と共に患者さんを看ているという実感が湧いて、それを形にして残せることで、患者さんのためにもなり、自分にとっても原動力の一つとなっています。また、学研オンデマンドでは、基本的な援助の学習から興味のあるものを見ることができるため学ぶ楽しさも実感しています。

私がこの仕事を始め、やりがいを感じ続けられるのは、患者さんの笑顔や頑張る姿を近くで見られることと、看護師という厳しくも素晴らしい仕事の補助をできる事にあります。

これからも患者さんの気持ちに寄り添った介護を実践し、看護師のサポートに努めていきたいです。また、この恵まれた環境に感謝を忘れない自分でありたいと思います。